特色ある教育活動
1 事業名
「体験とふれあいで共に生きる力を育む手花部の子」育成事業
2 目標
自ら進んで考え,豊かな心を育み,たくましく生きる手花部っ子を育む。
3 主な活動内容
【マリンスポーツ】
【三線・八月踊り】
(1) ほこらしゃ て~ぶぬくぁタイム(総合的な学習の時間)の取組
- マリンスポーツの実施 (カヌー,ウィンドサーフィン,SUPによる赤木名湾横断)
- 手花部の島口学習
- 八月踊り唄の継承
- 花,野菜の栽培・収穫
- グランドゴルフ大会
(2) 郷土を知る,郷土で学ぶ,郷土を愛する体験活動
- ディキャンプ等の実施
- 地域伝統行事への参加(船漕ぎ,六月灯)
- 伝統芸能の体験学習(八月踊り,エイサー,島唄,三線)
(3) 表現力を育む学習活動の取組
- 読書活動の推進
- 新聞を使った学習活動の導入
- 伝える場の設定
4 活動の成果
- マリンスポーツは海の豊かさを肌で感じる活動で毎年子どもたちが楽しみにしている本校の目玉行事である。 カヌーなどの練習を行い,最終日には赤木名湾を横断する。あきらめずに全員が渡りきり,またひとつたくましさを増すことができた。また,海の生き物の観察を通して,環境への関心を高めるきっかけともなった。
- 児童自ら演奏する八月踊りや六調は恒例となり,運動会や敬老祝賀会などで披露している。上学年が下学年に教えるなど,先輩から後輩へ引き継ぐ姿も伝統となっている。奄美ならではの伝統行事にも子どもたちは積極的に参加し,地域の方々との交流を行うことができている。
- 読書活動は親子読書活動を取り入れるなど,家庭と連携した取組を継続的に行っている。29年度からは新聞も盛んに取り入れ,子どもたちの活字離れにストップをかけるとともに,読解力や語彙力の育成にも力を入れている。投稿も積極的に行い,南日本新聞に定期的に作品が掲載され,地域の方にも喜ばれている。
5 今後の課題
- 野外での活動は,実施日の天候に左右されやすい。予備の日時の確保を多めにした計画が必要である。
- 伝統を生かしつつも新しい魅力の再発見をし,新たな風を吹き込む検討の場を用意し,広く意見や情報を取り入れていきたい。
- 児童数が少ないため,伝える相手が限られている。集合学習など,より多くの児童と交流し,意見発表,意見交換の活動を行っていく必要性を感じる。