佐仁小学校 > オオゴマダラの飼育~その2~
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更新日:2021年9月12日
師走を迎え,ここ奄美も肌寒く感じる日が増えてきました。それに加えてここ数日強い雨が降ったり強風が吹き荒れたりしました。
前回の記事から幼虫は順調に成長し,御覧のようにどんどん蛹になっていきました。気温が下がってきたので,蛹の期間は3~4週間になりそうです。
しかし,心配なのは幼虫です。ついに食草ホウライカガミも尽きてきました。別の場所に栽培している分の生育も追いついていません。
そんなとき,奥道子さんから貴重なホウライカガミの鉢を分けていただき,大きくなってきていた幼虫は大助かりです。
安心するのはまだ早く,そのホウライカガミの葉に成虫が「あらよっ」という感じで産卵していました。
しばらくは,ホウライカガミの栽培と成虫の蜜花の確保が課題なりそうです。
11月になってオオゴマダラの卵が次々にふ化し,幼虫がどんどん増えました。食草ホウライカガミの量に対してあまりにも幼虫の数が多いので,本校のオオゴマダラの飼育で大変お世話になっている奥道子さんに数十匹を預けることになりました。それでも,結構な数の幼虫が蝶小屋に残りました。
その幼虫もどんどん大きくなり,ホウライカガミも残りがわずかになりました。
早く蛹になってほしい,と思っていたところ,11月11日の朝にやっと蛹になり始めました。
こちらは,とてもいい場所で蛹になりました。葉の下で蛹になると,幼虫に周りの葉が食べられて落とされることもあるからです。ちょっと余裕の腹筋運動(?)に見えます。
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